フォーカシング・サンガ

フォーカシングとマインドフルネスを統合したフォーカシング・サンガを広めるためのブログです。

フォーカシング・マイトリー通信NO.7

 

 ○フォーカシング・サンガ2日間開催!○

土江正司先生のフォーカシング・サンガは、マインドフルネスを意識しながら、ペアやグループでフォーカシングを行い、グループの力を得ながら自己を深め、心身のバランスを取る練習の場です。次回12月は、京都ではじめての2日間(15,16日)ワークとなります。たっぷりサンガを楽しめますし、15日は土江先生を囲んでの懇親会も予定しております。詳細やお申し込みは下記に掲載しています。定員に達ししだい締切ますので、お早めにお申込みください。(世話役:宮本、畳谷)

 

 ○絵天楽(アート)フォーカシングで気づく○

10月11月のマイトリー勉強会では、気持ちを見つめる過程を、絵や色で表しながら進めていく、絵天楽(アート)フォーカシングに取り組みました。様々なテーマに応じて描画しながら、セルフフォーカシング的に表していくものです。描いた後はサンガとなり、絵をシェアしながら感想を述べ合い、質問や感じたことを話すクロッシングタイムで、より気づきが深まります。

描きながら内側の暗在的なフェルトセンスと様々に対話していることが感じられ、まだ言葉にならないものの手がかりを、描画することで探っていけるワークです。さらに他の方の意見が交差することで、思いがけない発見や気づきが得られます。

10月には遥々岡山から絵天楽フォーカシングを受けに来てくださいました。選ばれたワークは、<アナザーストーリー>と<アニマルカフェ>というワークです。<アナザーストーリー>は、過去の自分の人生の選択で、別の選択をしたらどう変わっているだろうかを、絵やイメージで表すものです。<アニマルカフェ>は、自分の気がかりに応じて、癒してほしい好きな生きものを自由に描いていって、癒してもらう、クリアリングスペース的なワークです。受けられたワークの感想を発信してくださいました。

 

♡参加者の感想♡ 「自然の呼び声に耳をすます」

ワークの環境がよかったので、自然に集中できました。そして、言いたいことや自由に語られる関係性(間柄)にも感謝をしながらでした。フォーカシングの良さは、「自然にそうなる感じ」というところでしょうか。この日のフォーカシングで、自分のテーマが常に変わらず続いているということに気付きました。気をとられていることがそれだけだということであり、でもそれ以外欲を出すまいという気持ちもありました。
 私は、絵天楽アート・フォーカシングの<アナザーストーリー>のワークを選びました。過去の自分の選択で、別の選択をしたら?でフォーカシングしてみることにしました。重要なことを確認しました。それは上手に描かなくても良いということです。用意された色の道具と白い紙を前に少し目を閉じて、自分を静かな時間に思うだけ置いてみて、それから色の選択、色の道具の選択をし描き始めました。書き始めると自分に入れ、誰かがいることをわかっていながら、それを確認していながらもなお、描いていくことができました。安心できる状況があって出来たことだと思います。色道具の選択と自分の「まだ言葉にならない何か」を探してゆく、白い紙の上に現れてゆく、過去のような今のような冒険の時。

 私は親が転勤族の子供だったので、もしも、自分が転勤族の子供にならなかったら?というテーマでフォーカシングすることにしました。もしも、自分が転勤族の子供にならなかったら・・・私は生まれた町で、先祖の見守りや親族に囲まれて丁寧に育ったでしょう。祖父母たち、おじおばたち、いとこたち、生まれた場所、海山、城、思いつくままに描いてゆきました。うまく描かなくても良いという約束をしたことが手伝って、それでも自分にきれいに見えるように描きました。それらの関係性をいつの間にか語り、付け加えていくうちに・・・そうだ!わたしの中に先祖の護りの力が生きていて良く支えていることを感じました。それと同時に、そうだ!自分はあの時転勤族の子供にならなかったとしても、少しずつ違ってきていたとしてもいずれ、天然の中の呼び声を聴こうとしていただろう。そう言ってみて、まるで当たり前のように感じました。リスナーしてくださった宮本さんが、「それがクララさんの原風景なんですね。」と言って下さったことも、いっそう心に響きました。目をつぶって思い出すような気持ちになりました。リスナーから受け取ったピッタリ言葉は、「たとえどの道を選んだとしても自分を呼ぶ呼び声に、気づく道を選んでいただろう。」リスナーに勇気をもらったような気がします。

次に<アニマルカフェ>で自分の気がかりに応じて、癒してほしい好きな動物を描いていって、癒してもらうワークを選びました。自分の身近な動物を描いていました。飼っている猫、カマキリ、カメムシ、きれいな黄色いような鳥です。あまりにも身近な動物でした。いつも見ているか、触れているものです。あるいは心を交わしているのでしょうか。いつも見ているもの、すなはち、身近な風景、生活の風景で、いつも私は吉備高原のそこに住んでいるのですから出てきて当たり前です。当たり前の風景の中にも、我が家の猫のミーちゃんの風の音を聴く姿や目、ミーちゃんが追う鳥。カメムシを根気良く待って食べるカマキリ。そのものの傍に風やちょうどよい湿度や、あかるい太陽、そして木々や植物、土、すべての音たちなどが取り囲んでいます。来るべくして、なるべくして、ここに来てこうなっている。わたしの基本はここなんだな。呼び声に呼ばれてここに来てなお、日々呼び声を聴いている。自分の中にも取り巻く者たちの声を。呼び声にしたがって、その流れのペースで行こう。生きていても死んでいても、同じ魂でいられるような気がしました。人の目や、自分のペースでない時間を気にするあまり失ってしまう「自分の流れ」を意識しました。自分自身のやりたいことをその上に乗せて、人と関わっていく。人も天然の一部として。いい雰囲気で終わりました。癒される動物を絵で表現していくことが、安全だと思いました。その絵を眺めながら「感じ」に触れていこうとするのが自然に行われたと思います。

ピッタリ言葉は、「自分のペースで生きてこそ、自分の魂のレベルで生きることになる」でした。一人でしていることですけれども、リスナーの存在が一人でするよりも集中出来て、助けになりました。良い環境に感謝します。

 

 

 

 

11月例会の参加者からも、絵天楽フォーカシングの感想をいただきました。

♡参加者の感想♡ 掘った道を見上げると光が射していました」

 今回は<地層探検>のワークを選びました。心の地層を色で表すワークです。家族のことなどいろいろな気がかりを、色の層で描いてみました。いろいろな気がかりは、自分のことではないんだな、今回は人のことばっかり。気がかりの層はピタッとくっついている。張り付いている。引っ付き感を塗り直すことで描きました。次に通り道をつけたい、モグラ、アリとかで、トンネルを作りたくなりました。

次のワークで、それぞれ描いた地層に登場させたいキャラクターをフェルトセンスを感じながら別の紙に描き、切り取ります。キャラクターをそれぞれの地層の絵の中、または絵の外、周辺を動き回らせたりしながらキャラクターの動きや置く場所をフェルトセンスで確かめます。
 私は、描いた地層にモグラを登場させました。気がかりとしていた地層や地層と地層の間の密着している所に穴をあけたいと感じていたのですが、画用紙にモグラを這わせているうちに、とても不思議なことですが、画用紙に描いていた気がかりについては掘る必要がないように感じてきました。むしろ画用紙の外側のまだ描いていないものを掘り進めてみたいという気持ちになりました。描いていないものをさらに見つめてみると、岩盤のように硬く大きいと思っていたものに向かうような気持ち、掘って道を作ることが出来るような気がしました。そして掘りたいと思いました。どんなものがあるのか楽しんで掘り進めているような気がしました。全身が暖かくなるのを感じ、掘った道を見上げると光が射していました。私のフェルトセンスで描いたモグラは光を恐怖とは感じていません。力強く、道作り、何かに出会うことを楽しみ、愛おしく思っていることに気づきました。

 

○今後の活動予定

例会日時  月1,2回土曜か日曜 13:00-17:00 (要問合せ)

例会場所 京都文教大学サテライトキャンパス伏見教室

 京阪伏見桃山駅より西へ徒歩5分、大手筋商店街西北側さらしなそば店2階

例会参加費 500円(資料代、飲み物付)

参加連絡先 フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

      ☏090-3659-5299 (要申込み)

 

○次回フォーカシング・サンガの予定○ 

講師:土江正司先生(心身教育研究所所長、臨床心理士、フォーカシングコーディネーター)
日時:2018年 12月 15日(土) 13:00~17:00

 16日(日) 10:00~17:00

場所京都市伏見いきいき活動センター(近鉄伏見駅徒歩10分、24号線墨染め通り西北側)

参加費:一般9500円、協会会員9000円

申込み先:フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

  メールにてお名前、ご住所、連絡先、所属、協会会員はNOを明記の上、お申込みください。

<フォーカシング・サンガのブログ https://focusing-sanga.hatenadiary.jp/ >

フォーカシング・マイトリー通信NO6

○絵天楽フォーカシングで気づく○

10月のマイトリー勉強会では、いくつかの絵天楽フォーカシングを行いました。どれも描画という行為そのものが、セルフフォーカシング的で、描きながら内側の暗在的なフェルトセンスと様々に対話しているのだなと感じられ、色を塗りながら気づきを様々に探っているのも感じられました。

一つは<竜宮城>というワークで、海の中の竜宮城のようなところをイメージして、そこにいるいろんな魚や生きものを描いて、そこに自分の様々な気がかりを、自由に置いていくワークです。クリアリング・スペース的なものです。

私は好きな熱帯魚やサンゴ、ウミガメ、イルカなど海の世界を自由に描いて、気になっていることを置いていきました。今までの取りあえず気がかりをその場に置いていくクリアリングスペースではなく、描画しながら丁寧に置くことで、気がかりも具体的な生きものに表されて、それを楽しんでいるように感じられました。出来上がって絵を眺めていると、気になることが、描いたもの全部に守られている感じが出てきました。気がかりの周りに纏わりついていた強張っていた不安のようなものが、緩んで薄くなっていく感覚がありました。不思議な体験でした。

もう一つは<家族参集>というワークで、こんな家族がいてくれたら、こんな家族であってくれたらなど、それぞれ思い描く家族のイメージを、どんなふうにでも自由に描いてみるワークです。人としては描きにくければ、他の生きものやモノ、イメージなどとして描いてもかまいません。

私は、早くに亡くなった父親を描くことを考えました。実際の父親像ははっきりしないので、何か別の生きものとかに託そうと思いました。動物をいろいろ思い浮かべ、次に出てきたのが鳥でした。小さな鳥ではなく、何か大きなワシやタカのような、大きく羽を広げて飛んでいる鳥。上空をゆったり飛びながら私を見守ってくれている鳥なら、描いてみたいと思いました。描き始めて、羽をどんどん大きくしていきたくなり、何重にもクレパスを重ねました。出来上がってみて、それまでの描けないと思って強張っていた感じが、少しずつ緩んでいってる感じがありました。こんな大きな羽の鳥のように見守ってくれる父を求めている自分がいたんだと、気づくことができました。私だけではなく、他の家族もそんな風に見守ってほしい思いも出てきました。だんだん身体の内側に温かい気持ちが湧きだすのが感じられました。 はじめる前は、描けないだろうと思っていたのに、今までの固定されたイメージをガラッとかえて違う視点から眺めてみた時、描き出せて、描いたらどうなるだろうという思いも出てきたことに驚きました。長年封印してきた重い思いを、少し軽くできた気がします。

 参加者の中には、長年きょうだいが欲しかった思いを描かれ、改めて家族の関係を見つめ直されていました。また現在の家族だけではなく、親族や祖先との繋がりを感じられて、イメージとして様々な色で表される方もおられ、現在や過去とも様々に繋がっていることを実感されていました。

 他にガーデニングという自然の植物を自由に描き、その中に気がかりを置いていくというワークも行いました。ある参加者の方は、青空とその下に一面の芝生を描き、真ん中に百合の花を一輪描かれました。「上に何ものっていない一面の芝生を描くことができて、とてもスッキリとした感じを味わえてよかった。絵で表す方が、言葉では言いにくい自分の感じを表しやすいし、フォーカシング初心者の自分にはわかりやすくてよかった。面白かった」と感想を述べられていました。

 

♡参加者の感想

海の中を描く<竜宮城>のワークは、現実から離れ非日常の世界をイメージすることにより、深層にあるまだ自分でも気づいていないことを表層化させやすくするのではないかという気がしました。絵の素質など全く無視し、誰が見てもそのようには見えないけれど、自分を表現した時、まるでアーティストような気になれる面白さがありました。

海の中で感じる光、生物、動き…心地よい、また不思議な感覚をもう少し味わいたいと思いました。その感覚を生かしてフォーカシングを進めていくと、面白いのではないかと思います。感覚を生かすと言うよりも感覚を持ったまま…かもしれません。描写はその感覚を繋ぎとめておく、TAEでいうとハンドルのようなものでしょうか。描写には、感覚を持ったまま安全で楽しく、サンガでもセルフフォーカシングとしても取り入れ易い要素が詰まっていそうです。

 

 

○今後の活動予定

例会日時  11月 3日(祝)13:00-17:00

例会場所 京都文教大学サテライトキャンパス伏見教室

 京阪伏見桃山駅より西へ徒歩5分、大手筋商店街西北側さらしなそば店2階

例会参加費 500円(資料代、飲み物付)

参加連絡先 フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

      ☏090-3659-5299 (要申込み)

 

○次回フォーカシング・サンガの予定○ 

講師:土江正司先生(心身教育研究所所長、臨床心理士、フォーカシングコーディネーター)
日時:2018年 12月 15日(土) 13:00~17:00

 16日(日) 10:00~17:00

場所京都市伏見いきいき活動センター(近鉄伏見駅徒歩10分、24号線墨染め通り西北側)

参加費:一般9500円、協会会員9000円

申込み先:フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

  メールにてお名前、ご住所、連絡先、所属、協会会員はNOを明記の上、お申込みください。

 

フォーカシング・マイトリー通信NO5

京都サンガの感想

8月5日に開催された京都サンガの参加者の方から、感想をお寄せいただきました。こうして感想をお寄せいただくと、フォーカシング・サンガの実際を幅広く知っていただくことができるので、大変ありがたい思いです。ありがとうございました。

 

♡参加者の感想 フォーカシングをしたあくる日から、心がとてもスガスガしくて、元気でした。」

私は、初対面の人には、割と用心深くなるのですが、目的で集まると、皆そのことについては、1つの信頼で繋がるのかなとも思いました。「宇宙」的なものを感じました。

先生の発せられる言葉に、配慮、思慮ふかさを感じて、先生が次に何を、どんな言葉で話されるか楽しみで集中しました。通りすがりの人だった方が、1つの目的で集まるということそのものが 嬉しかったし、私には安心でした。

私は、目的のない集まりの中で会話するのが苦手なんです。 誰か他の人で、話題を次々にあげてくれたりするとまだ話せるんですが。もちろん、先生が、安全、安心のための守秘義務を伝えて下さったのも大きいです。瞑想して、みんなが口々にどう感じたかを、普通に発言されるのも驚きでした。すごい信頼度があるのだなと。自然に進行されるのもすごいと思いました。

二人ペアで 瞑想をシェアしている時、「どんな気持ち? どんな感じ?』と聞かれるので、それはありがたいです。これが、フォーカシングの基本なのでしょうが、一人でするより、相手に聞かれる方が、集中しやすいですね。多分、自答後に、話す相手がいるからだろうと思います。いろんな方の「感じ」を聞いているうちに、フォーカシングの基本を肌で感じました。あ〜、こうやって身体の感じ、心の感じを確かめるといいのだなと。

私には、「母」への課題 「家族」への課題があるので、お母さんとの関係についてのフォーカシング課題があった時は、心が動揺しました。「いい子でいなくてはならない」という感情があるタイプで、それには、母の影響が大きいと思っているのですが、お母様との関係を変えようとされているご本人に、がんばってもらいたいと思いました。私は、母が亡くなって、今やっと整理している処です。

最後に、お伝えしたいことですが、フォーカシングをしたあくる日から、心がとてもスガスガしくて、元気でした。心が元気って、こういうことなのだろうと思いました。今までの一般のセミナーだと、疲れて翌日持ち越すのですが、日曜1日使って、帰宅も遅くなったけれど、心が清々しいせいか、体も軽やかに感じて、こんな効果?があるなら また行きたいと思いました。フォーカシングは しばらく続けて行きたいと思ってます。

 

 ○絵天楽フォーカシングではじける、気づく○

 9月の例会では、色や絵を描きながらフォーカシングを行う、絵天楽フォーカシングのワークを試みました。ワークをはじめる前に5分ほど瞑想とセルフフォーカシングの時間をもちました。そして、まず<地層探検>という、心を地層になぞらえて、様々に感じられた地層を自由に色で表すワークを行いました。描き終わったら順に絵を見せながら、説明や問いかけや感想を述べ合うクロッシングタイムを行いました。

休憩後に、<マイプラネタリウムという、自分の気がかりを星や天体に表して、プラネタリウムに配置し、自分のプラネタリウムを自由に描くというワークを行いました。再びクロッシングタイムで意見を出し合いました。

<地層探検>をやってみて、感じられた色の層を描いてみて、現実を生きている自分の層、そんな自分への振り返りや問いかけを感じている層、もっと自然にナチュラルに生きることを求めている自分の層など、様々な心の層が感じられ、色で描いていくことで、ひとつひとつをさらにじっくりフォーカシングしていきたい思いが出てきました。

<マイプラネタリウム>は、今気になる事柄をひとつずつ星座や天体に描いていくことで、クリアリングスペースの役割を果たしていることも実感できました。

どちらのワークも、色や絵で描くことで、言葉にはまだできず、消えてしまいそうなフェルトセンスを、何とかつなぎ留め、その手がかりを表しやすくなりました。クロッシングタイムで問いかけに応えたり、感想を聞く中で、だんだん自分の感じていたことがはっきりしてきて、言葉にしていけることを実感しました。さらに色を塗ることや描くことの楽しさが加わって、伸びやかな気持ちになっていき、達成感が増します。色や絵で描くことの大事さに、より気づくことができました。

他にも絵天楽フォーカシングのワークはいろいろありますので、例会で試していけたらと考えています。皆さんのご意見を取り入れながら、一緒に楽しめたらと思っています。

 

 ♡参加者の感想 「今ここにいる私」

紙、色鉛筆、クレヨン、パステルが机に並べられ、地層フォーカシングについて一通りの説明がありました。ワークに取り組む前に5分の瞑想タイムで、私はこれから行う初体験の<地層探検>フォーカシングについて瞑想をします。テーマは自由でしたが、その時の私の気がかりそのものが、地層フォーカシング体験だったからです。
 瞑想を始めると、瞼の裏側に「色」が、浮かんできました。時間の経過と共に色が変化しました。私の中で起こった「色」の変化が表層から深層への心の変化ではないかと思い、浮かんできた色の順番と配分を出来るだけ忠実に紙に描くと大きく分けて7層となりました。フェルトセンスを感じながら「色」が現れ、描写したという感じです。次は、描いた紙を眺め、ひとつひとつの「色」についてフェルトセンスを感じながら「〇〇層」と言語化してみました。ここまでは、セルフフォーカシングです。
 シェアリングタイムでの参加者からの質問が、直接的でなくとも「固まり層」と「小さな元気層」に私自身が勝手にスポットを当て始めます。特に気になる一瞬のうちに全体の色が塗り替わり、今は嫌な感じはしないけれど、とても大きく大切なことのような気がする「固まり層」。(ああ、これがあったからフォーカシングに出会うことが出来たんだ‥だから今、ここにいるんだ‥そっか‥そうなんだ‥)。ピッタリ言葉は、「今ここにいる私」。
 しかし、ここで終わりと思いきや、帰宅後、改めて見直してみると「固まり層」の下に描いた一番下の層の言葉は、なんと「出てきた層(ぞう)」。言語化した時にわざわざ「〇〇そう」に濁点を書き足したほど何故か拘っていた「出てきたぞう」。今日のフォーカシングそのものを描いていたことに驚き、改めてもう少しフォーカシングを進めてみたくなりました。
 化石、遺跡、あるいは水脈なのか、もしかしたら宝石や金塊を掘り当てることができるかもしれません。どの色の層から何が出てくるのか‥目的を持って探り当てるのか、偶然の発見?‥空振りに終わるのか‥などセルフフォーカシングもしやすいワークではないかと思います。
 次のワークは<マイプラネタリウム>。やはりワークを始める前に瞑想タイムがあります。親しみを感じている夜空に描いたものは「家族」でした。気がかりを月星にして描きます。「わたし」をどこに描くか最後まで迷いました。クリアリングスペースを描いていたことをクロッシングで気づかされました。
白紙に描いた夜空を仕上げるため、絵筆に絵の具をつけて全体を塗ることにしました。選んだ絵筆が少し硬く、筆跡や塗り残しが目立ちますが、フェルトセンス感じながら絵筆を止めます。描いたものを遠くから眺めてみると、気がかりの月星が一帯となって浮かび上がります。(これ、これ‥これよ、これ。)
ぴったり言葉は、「願い(それぞれの光よ届け)」新星を発見して名前を付けてみたくなりました。

<地層探検>フォーカシング、<マイプラネタリウム>フォーカシング、もう少し続けてやってみたいと思えるワークでした。続きをセルフフォーカシングとして取り組みやすいワークのようにも感じました。
 

 ♡参加者の感想 「今の私の気分」

 <地層探検>では、瞑想をしている時に、ブラタモリの番組の地層のイメージがわきました。最初は黄緑の層、上に橙色、その上に空色の青の層を描きました。一番上に宇宙のイメージで黄色を、一番下に大地(基盤)のイメージで茶色の層を描きました。そして「今の私の気分」と名付けました。はじめは一色でと思っていたのが、描いているうちに変わっていきました。橙色の層は、元気、あたたかさなどの気分を感じました。気分は一様でなく、色々な気持ちが同時に存在しているのだと感じました。

 <マイプラネタリウム>では、瞑想している時に、冬の夜空が浮かびました。私が一番よく見慣れた星空が浮かびました。それは冬の夜空でした。何年も仕事の帰りに空を見ると前方にありました。周りの星は年月が経つうちに薄くなったり、消えたりしました。しかし、オリオン座はいつも前方の空にあり、安心のできるイメージでした。今、私の心は安心を感じている、あるいは、安心感を求めているのだと感じました。

 星空を最初は紺色の画用紙に似せるのだから、均一に塗ろうとしましたが、塗っているうちにクレパスを使っていたので塗る面積が多いため、とにかく塗ろうと思いました。すると、いつの間にか無心に塗っていました。その時、仏教の教えの無我の境地を思い出しました。それはお寺の庭を掃くことも悟りなのだという仏教の教えです。

  瞑想している時にイメージが湧き、同じ時間帯のワークなのに、違うイメージ(気持ち)が浮かぶのが、不思議な感じがしました。思い浮かんだどのイメージ(気持ち)も、今の私なのだと思いました。また、最初に感じて描いたイメージから描くうちに次々と他の色やイメージが連想されるのも不思議な感じがしました。

 

○今後の活動予定

例会日時 10月 8日(祝)13:00-17:00

     11月 3日(祝)13:00-17:00

例会場所 京都文教大学サテライトキャンパス伏見教室

 京阪伏見桃山駅より西へ徒歩5分、大手筋商店街西北側さらしなそば店2階

例会参加費 500円(資料代、飲み物付)

参加連絡先 フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

      ☏090-3659-5299 (要申込み)

 

○次回フォーカシング・サンガの予定○ 

講師:土江正司先生(心身教育研究所所長、臨床心理士、フォーカシングコーディネーター)
日時:2018年 12月 15日(土) 13:00~17:00

 16日(日) 10:00~17:00

場所京都市伏見いきいき活動センター(近鉄伏見駅徒歩10分、24号線墨染め通り西北側)

参加費:一般9500円、協会会員9000円

申込み先:フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

  メールにてお名前、ご住所、連絡先、所属、協会会員はNOを明記の上、お申込みください。

 

フォーカシング・マイトリー通信NO4  2018年8月

マインドフルネスを意識しながら、フォーカシングを学び合うグループ、

フォーカシング・マイトリー(友情や友愛を表すサンスクリット語)の通信です。

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京都サンガ盛況に開催

京都サンガが8月5日に開催されました。猛暑の中、島根、東京、名古屋など各地から参集してくださいました。遥々ありがとうございました。

午前中はマインドフルネス瞑想、ヨーガ、セルフフォーカシング、シェアリングなどを織り交ぜて気づきを深めます。午後からはフォーカシング・サンガで、フォーカサー、リスナーの希望者によるフォーカシングセッションが行われ、その後質問や感想を述べ合うクロッシングタイムがあり、サンガならではの気づきの輪が広がりました。

今回は終了後にすぐにある参加者の方から、サンガの感想や振り返りをお寄せいただき、発信も快諾してくださいました。はじめてのことで、こんなに嬉しいことはありません。ありがとうございました。

 

♡参加者の感想 「わかってもらえないことへのフォーカシング」

 フォーカシングサンガに初めて参加させていただいて、瞑想やヨガや、セルフフォーカシング、どれもとても有意義でした。セルフフォーカシングの後の瞑想では、体がすっと落ち着いた感じになり、興味深かったです。

メインセッションでは、土江先生に「他人には自分のことをわかってもらえないと根底でいつも思っている」ことについて、リスナーをしていただきました。土江先生のガイドで、そのことを感じていると、真っ暗な中でひとり取り残されているような感じが出て来ました。その体の感じを感じてみると、足にじりじり・むずむずする感じ、胸に黒くて重たい感じがありました。

胸の感じと向き合っていると、”相手に100%全てを理解してもらわないと、理解してもらえないと思ってしまうという部分がある“ことに気づきました。黒くて重たい感じは消えてゆきました。

 なかなか消えない足の感じをさらに感じていると、「じりじりする感じがあると落ち着かないから無くなって欲しい」、という自分の気持ちがある一方で、「無くならない方がいい、その感じがあれば、わかってもらいたいと思っていることを思い出すきっかけになるから」という気持ちも出て来て、両方の気持ちがあるなあと思いました。

 参加した方々とのクロッシングでは、感想を言っていただいたり、「足の感じを労ってあげたい」と言ってもらって嬉しく思ったりしました。質問をしていただいたことを、自分の内側に確かめてみることで新しい見方をすることができました。

今回の「わかってもらえないことへのフォーカシング」自体が、自分も他人も全てをわかっていない状況からスタートし、他の人からいろいろ言ってもらって自分に確かめてゆくことで、新しい気づきがあり、より深く理解できてゆくという体験という構造になっていたなあと思いました。
 このことで、今までは、”「私」が伝える→「相手」にわかってもらう”という一方的な図式しか描けなくて、相手にわかってもらえないと拒否されたように思い込んでいちいちショックを受けていたのが、今回のサンガで、わかってもらうということは、”「私」と「相手」で対話を重ねてゆき、お互いに少しずつわかってゆくこと”という図式に変わりました。そうなると、わかってもらえなくても大丈夫という安心感が得られました。クロッシングが終わって、ぴったり言葉は、「わかってもらえなくても、いろいろ言ってもらうことで、少しずつづ進んでいく方法もあるんだなあ」でした。

 また自分のセッション以外でも、他の方のセッションやクロッシングがとても有意義でした。自分ひとりだと視野が狭くなりがちですが、いろんな人のお話が聞けて、どれも大切な言葉だなあと思いました。今回は、土江先生のおかげで温かい雰囲気の中、貴重な経験をすることができました。どうもありがとうございました。

 

☆叡智巡礼☆

このコーナーは、サンガを学んでいくに上で参考になる教えや情報を、ランダムにご紹介してゆくコーナーです。

<フェルトセンスと仏教―土江正司先生>

「フェルトセンスは状況に接して生起しますから、感じる我々(主体)と状況との関係によって生まれるものであると言うことができます。これは仏教で、何に関係することもなく独立に存在するものは何もない(空)と言う考え方とよく相応しています。仏教にフェルトセンスを意味する言葉は存在しないのですが、フェルトセンスは仏教の空を説明するのに非常にわかりやすい例だと思います。

  フェルトセンスの概念の登場によって、仏教の方に新たな進展があるのではないかとさえ思います。仏教は状況と接しながらどう知恵を獲得するのか、その具体的な方法を提示して来ませんでしたから。」

 

 ○例会活動○

関西でもフォーカシング・サンガを広めていくための準備会兼自主勉強会をもっています。

活動の内容は、フォーカシングやマインドフルネスの様々なワークを楽しみながら、気づきを深めていこうと練習し合っています。悩みの内容を具体的に言いたくない場合でも、気持ちの整理をすることはできます。静かに、心に感じられた「実感」に触れ、そこから自ら意味を見いだす体験を、ぜひ味わってみてください。皆さまのご参加をお待ちしています。

 

○今後の活動予定

例会日時 9月 2日(日)11:00-16:00

10月 8日(祝)13:00-17:00

例会場所 京都文教大学サテライトキャンパス伏見教室

 京阪伏見桃山駅より西へ徒歩5分、大手筋商店街西北側さらしなそば店2階

例会参加費 500円(資料代、飲み物付)

参加連絡先 フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

      ☏090-3659-5299 (要申込み)

 

○次回フォーカシング・サンガの予定○ 

講師:土江正司先生(心身教育研究所所長、臨床心理士、フォーカシングコーディネーター)
日時:2018年 12月 15日(土) 13:00~17:00

 16日(日) 10:00~17:00

場所京都市伏見いきいき活動センター(近鉄伏見駅徒歩10分、24号線墨染め通り西北側)調整中

参加費:一般9500円、協会会員9000円

申込み先:フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

  メールにてお名前、ご住所、連絡先、所属、協会会員はNOを明記の上、お申込みください。

 

フォーカシング・マイトリー通信NO3  2018年7月

マインドフルネスを意識しながら、フォーカシングを学び合うグループ、

フォーカシング・マイトリー(友情や友愛を表すサンスクリット語)の通信です。

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梵字おみくじフォーカシングの試み

春に池見陽先生のフォーカシング理論セミナーを受講して、観我フォーカシングという、自分のフェルトセンスに感謝したり慈悲を送るというセッションを経験しました。西洋の心理療法のように向き合ったり、直面したりではなく、優しく気づく瞑想と言われています。そこから閃くものがあり、「梵字おみくじフォーカシング」というワークを作ってみました。

いくつかの梵字真言や菩薩を表すサンスクリット文字)からおみくじで引いた梵字の説明文を読んで、菩薩様からのメッセージを感じ取りながら、フォーカシングをしていくというものです。

7月の例会で試すことができました。

はじめに瞑想の時間を取りました。今回は声を出す瞑想を試みました。梵字のアを唱える、阿字観というものです。5分ほど行って感想をシェアリングしました。「声が響きあうことで顔の横辺りに波動を感じた。」「ずっと皆で続けると声明のようになっていく気がして、心地よかった。」「他の人のアーの声に、支えられるというか、エネルギーをもらえる感じがした。」など出ていました。

その後、『梵字おみくじフォーカシング』のワークを行いました。体験された方が、通信へも発信してくださいました。

 

セッションの一例:「永遠の光の授受と創造

(「」はフォーカサ―の言葉、<>はリスナーの言葉)

梵字が表されたいくつかの碁石が袋の中にあり、そこから目を瞑って一つ石を取る。引いた梵字は、アン:普賢菩薩。菩薩の写真や説明文が書かれた紙を見ながらフォーカシングを行う。

 

普賢菩薩さまでしたね。その梵字真言や写真、説明文を読みながら、それらをじっくり味わってみてください。何か感じられるものがありますでしょうか?>

(フォーカサーは真言や説明文を声に出したりして、味わっている。)

普賢菩薩さまは、あなたに何かメッセージを伝えてくれています。どんなメッセージを感じられるでしょうか?>

「生きる…生きる…ただ生きるではなくて、…歩く、ただ歩くではなくて、前に進むにはしっかり大地を踏みしめて蹴る…。私は前に進みたいと感じているのですが、どうも蹴る力が弱いようだ。蹴る力というのは、大地をしっかり踏みしめて歩けば自然と蹴ることが出来る…。普賢菩薩さまの白象を見ていて、しっかりとした踏みしめる力が蹴るためには必要なんだなというメッセージを感じました。」

<しっかりとした踏みしめる力が蹴るためには必要なんだなというメッセージを、感じられた?>

「そうですね。」

<そのメッセージを感じられて、身体の感じはいかがでしょう?>

「大地からもらうエネルギー、足だけじゃなく、全体からもらえる。温かいというか、この辺で(顔の横辺りを手で振りながら)エネルギーを感じる。さっきの瞑想の息の余韻も感じる。温かく感じるのは、もしかしたら菩薩さまの背中の光明かもしれない。」

<温かさは、光明の温かさかもしれない。>

「ええ…、そう感じます。」

<そう言葉に表されてみて、いかがですか?>

「包んでくれてる、輝かせてくれている、ただ照らされているのではなく、自分の中に光を取り込んでいる、吸収したものを変えて外に出している。」

<取り込んだ光を、自分のものに変えて外に出している。>

「今やっていることもそうだし、やりたいなと思っていることにも当てはまるし、そうありたいなと思う。自分なりのものにするという、それができたらなと思う。」

<今の感じを表す何か、名づけるというか、ピッタリな言葉とかありそうでしょうか?>

「私なりの光を放ちたい。包みたい…、うーん。」

<大事な言葉なので、ゆっくり内側に尋ねてみましょう。>

「繋げたい。放つだけじゃなくて、形を変えて、繋げたい。…」

「私なりの光を包みながらそれぞれに変革しながら繋げたい」

<(ピッタリ言葉を紙に書いて渡す。)ピッタリ度は何%くらいでしょうか?>

「うーん、90%くらい、ふふふ…」

<そうですか、90%も! 一段落できそうですか? いかがでしょうか?>

「はい。頑張ろうと思いました(笑い)。」

<一字の梵字から沢山のメッセージを受け取られましたね。>

「そういうことですね。普賢菩薩さまは、私の干支の仏様なんです。驚いてます。」

 

フォーカサーの感想≫

全体を通して不思議なつながりを感じる興味深い体験でした。

瞑想の時の、阿字観、「ア」を発声を集中することによって、生命そのもの、またエネルギーに包まれているような感じ。つながり。私がイメージとして捉えている第九のようなを感じも。以前より第九に参加したいと思っている理由がわかったような気がしました。
梵字おみくじでは、阿字観の感覚が続いているのか「エネルギー」「つながり」「生命」「歩く」「大地を捉える」「光」などを感じました。
「私なりの光を包みながらそれぞれに変革しながら繋げたい」というメッセージ。
ワークを終え、振り返ってみると、「永遠の光の授受と創造」がより梵字からいただいたメッセージに近く、今回のワークのマイセンテンスにしようと思います。
それは、わたしの人生感でもあり、目標でもあり、その日の宮本さんとの再会の喜びがそこにあるように感じます。またフォーカシングそのものを私は感じていたのかもしれません。

 

今後の活動予定

例会日時 9月 2日(日)11:00-16:00

例会場所 京都文教大学サテライトキャンパス伏見教室

 京阪伏見桃山駅より西へ徒歩5分、大手筋商店街西北側さらしなそば店2階

例会参加費 500円(資料代、飲み物付、要申込み)

参加連絡先 フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

      ☏090-3659-5299

 

次回フォーカシング・サンガの予定(内容はチラシ参照) 

講師:土江正司先生(心身教育研究所所長、臨床心理士、フォーカシングコーディネーター)
日時:2018年 8月 5日(日) 10:00~17:00

場所京都市伏見いきいき活動センター(近鉄伏見駅竹田駅徒歩10分、24号線墨染め通り西北側)

参加費:一般4500円、協会会員4000円

申込み先:フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

  メールにてお名前、ご住所、連絡先、所属、協会会員はNOを明記の上、お申込みください。

 

フォーカシング・マイトリー通信NO2  2018年6月

マインドフルネスを意識しながら、フォーカシングを学び合うグループ、

フォーカシング・マイトリー(友情や友愛を表すサンスクリット語)の通信です。

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フォーカシングとマインドフルネスが統合されたフォーカシング・サンガを、松江で開催されている土江正司先生に、関西でもフォーカシング・サンガを広めていただこうと、今春から準備会兼自主勉強会をもちました。

心を高め合う仲間のことをサンスクリット語で「サンガ」といいます。フォーカシング・サンガは、円座になってフォーカシングを実践的に身につける場であり、仲間に聴いてもらうことで楽になることを目指す場です。その準備会の通信を5月から細々と発信していますが、その輪を広げようと、通信を他の方たちにも発信してくださる方々がいらっしゃって、少しずつですがうれしい輪が広がっています。ありがとうございます。土江さんも喜んでくださってます。土江さんのフォーカシング・サンガを、できれば季節ごとくらいに関西でも開催できればと願っていますので、この輪が広がっていくことに感謝いたします。

準備会の活動は、フォーカシングやマインドフルネスの様々なワークを楽しみながら、気づきを深めていこうと練習し合う場です。悩みの内容を具体的に言いたくない場合でも、気持ちの整理をすることはできます。静かに、心に感じられた「実感」に触れ、そこから自ら意味を見いだす体験を、ぜひ味わってみてください。皆さまのご参加をお待ちしています。

 

活動内容

5月の例会では、瞑想の時間の後に、身体の不調への気づきのワークを行いました。自分の身体に丁寧に注意を向け、気になるところに手を当てて、いわゆる手当をします。その体験のシェアリングをし、その後フォーカシングを行いました。

ある参加者の方が、その時のご自身の体験を語られ、通信へも発信してくださいました。

 

セッションの一例:「かっこ( )があることで言えた!」

(「」はフォーカサ―の言葉、<>はリスナーの言葉)

「今一番気になることがあるので、クリアリングスペースをしたいです。今ある気がかりは、大切なものなので、遠い所に置くのではなく、でも持ってると押しつぶされる。でも忌み嫌うものではない。何か浮いてるものに乗せて、紐を付けておきたい。遠くにいくと不安になるから。浮くもの、手が届く範囲で、何がいいかな、・・・雲に乗せてみる。綺麗にラッピングして、雲の上に乗せた。漂っている。手の届く範囲で・・・」

<乗せてみていかがですか?>

「背筋が伸ばせられるようになった。それまでは首がこう前に曲がったままで伸びなかった。」

<その雲に乗せたものは、何か言ってくれてますか、それともこちらが声をかけたい感じでしょうか?>

「声をかけたい。…そんなに気にしなくていいと。」

<そう言ってみましょうか。>

「そう言うと、お互いがそう言っていることに気づいた(笑い)。」

<お互いが言ってるんですね。>

「そう。そんなに気にしなくてもいい、しゃーないもん! ( )かっこをつけて。( )が必要。くくれるものが必要。(しゃーないもん)かっこがないと、不安。」

<かっこは必要なものなんですね。>

「そう。それは初めて気づいた。今までも何回も出てきたテーマだけど、かっこはなかった。」

<しゃーないもんという言葉には、何か溢れるような思いが入っている感じですね。>

「かっこがないと溢れ出す。だからくくれるものがいる。」

「自分がそう追い込んでいた。こうして距離をとれると気づくことができる。」

<大事な言葉がいろいろ出てきましたが、ピッタリ言葉としては、どれがいいでしょう?>

「そんなに気にしなくてもいい、(しゃーないもん)。」

<なるほど、紙に書きましょう。(書いたものを渡す)ピッタリ度は何%くらいでしょうか?>

「78%。かっこがあることで言えた!」

<ピッタリ言葉を見られてて、身体の感じはどんなでしょう?>

「身体が楽になった。今まで縮こまってしまっていたものが、背筋が伸びた。」

<よかったです。かっこという今まで単なる記号と思っていたものにも、すごく意味があったんですね!>

「 そうなんです。初めての経験です!」

 

<フォーカサーの感想>

(しゃーないもん)については、本当にしかたのないこと「解決」などは、望めることもなく、自分の力では何ともならないこと。ただただ、重い感じにとらわれている中で、しかたがないから、 (しゃーないもん)と思い聞かせるのですが、やはり身体は、言うことをきかにゃい!

( )に「しゃーないもん」を入れた感じは、その後も、助けになっています。( )に入れることで、現在の自分なりの向き合い方を身体が見つけた。そんな感覚かな? とても内容の濃い時間でした。

 

 

「一心塾だより」ご紹介

今回は土江さんが発信されている「一心塾だより19号」にある、次の文章をご紹介させていただきます。

 

生きる意味と心理主義~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

  「心理主義」という言葉があります。「心」というものがあって、それがうまく機能していないからいろいろ症状が出るのだという考え方で、精神分析を始め、多くの精神療法がこの考え方に則っています。

 しかしこの考え方には落とし穴があります。心のことを考えすぎると、心が不調になって来るのです。睡眠のことを考えだしたら眠れなくなっちゃったというのと同じです。『夜と霧』の著者で精神医学者のヴィクトール・フランクルがこのことを強調していました。

 フランクルは、生きる意味を見出すことによって心が健康になることを見出し、「ロゴセラピー」を創始しました。「心」にこだわるより、前向きになれることに向き合っていれば、勇気も力も出てきます。また、今直面しているいろいろな問題にも、きっと生きる上での意味があると捉えるようにすれば、何か感じが変わるのではないでしょうか。

 ところでフォーカシングは心理主義でしょうか。心の“中”に何か隠れたフェルトセンスを探し出そうとすれば心理主義に陥るかも知れません。ジェンドリンは、フェルトセンスは私たちとあらゆる事柄の“間”にあると言っています。そしてフォーカシングはその事柄が私たちに与えている暗黙の意味をひもといてくれます。ロゴセラピーとフォーカシングは良いコンビだと思います。

土江正司

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5月の例会でのフォーカシングセッションでは、ジェンドリンのいう、「フェルトセンスは私たちとあらゆる事柄の“間”にある」ということを、強く感じさせられました。フォーカサーのピッタリ言葉の中には、万感の思いが込められていることが、こちらに伝わってきました。

 

 

今後の活動予定

例会日時 7月15日(日)13:00-17:00

     9月 2日(日)13:00-17:00

例会場所 京都文教大学サテライトキャンパス伏見教室

 京阪伏見桃山駅より西へ徒歩5分、大手筋商店街西北側さらしなそば店2階

例会参加費 500円(資料代、飲み物付)

参加連絡先 フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

      ☏090-3659-5299 (要申込み)

 

次回フォーカシング・サンガの予定(内容はチラシ参照) 

講師:土江正司先生(心身教育研究所所長、臨床心理士、フォーカシングコーディネーター)
日時:2018年 8月 5日(日) 10:00~17:00

場所京都市伏見いきいき活動センター(近鉄伏見駅竹田駅徒歩10分、24号線墨染め通り西北側)

参加費:一般4500円、協会会員4000円

申込み先:フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

  メールにてお名前、ご住所、連絡先、所属、協会会員はNOを明記の上、お申込みください。

 

 

フォーカシング・マイトリー通信NO1  2018年5月

マインドフルネスを意識しながら、フォーカシングを学び合うグループ、

フォーカシング・マイトリー(友情や友愛を表すサンスクリット語)の通信です。

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 マインドフルネスを意識しながら、フォーカシングを学び合うグループ、フォーカシング・マイトリー(友情や友愛を表すサンスクリット語)は、2018年の春に発足しました。松江でフォーカシング・サンガを開催されている土江正司先生を、関西にお招きしたことがきっかけです。心を高め合う仲間のことをサンスクリット語で「サンガ」といいます。フォーカシング・サンガは、円座になってフォーカシングを実践的に身につける場であり、仲間に聴いてもらうことで楽になることを目指す場です。

フォーカシングとマインドフルネスが統合されたフォーカシング・サンガを広めようとされてる土江さんの志に感銘を受け、その輪を関西にも広げるために、準備会を兼ねた自主勉強会を持ちたいと思いました。

 

身体の内側に耳を澄ます◇フォーカシング

フォーカシングは、日頃私たちが何となくからだや気持ちのどこかでぼんやりと感じていながらもはっきりしない気がかりや問題に焦点づけ、その問題が発するメッセージを掴み、新しい発見や癒し、問題や気がかりの解決へと導こうとする原動力にもなりうる方法です。フォーカシングを習得することによって、自己理解や自己受容が深まり、他者理解も促進され、問題解決や心理的成長に役立ちます。

気づきの瞑想◇マインドフルネス

マインドフルネスとは、今この瞬間の体験に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態でただ観ること。“観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味です。「フォーカシングは、ペアやグループで行うマインドフルネス」とも言われています。

グループの活動は、フォーカシングやマインドフルネスの様々なワークを楽しみながら、気づきを深めていこうと練習し合っていきます。

 悩みの内容を具体的に言いたくない場合でも、気持ちの整理をすることはできます。静かに、心に感じられた「実感」に触れ、そこから自ら意味を見いだす体験を、ぜひ味わってみてください。皆さまのご参加をお待ちしています。

 

活動内容の一例

4月の例会では、午後から開始して、まず瞑想の時間をもちました。様々な方法がありますが、クリスタルボールという心地よい音色を聴きながら静かに目を閉じる時間を数分もちました。次に、身体の不調への気づきのワークを行いました。自分の身体に丁寧に注意を向け、気になるところに手を当てて、いわゆる手当をします。その体験のシェアリングをし、その後フォーカシングを行いました。

ある参加者の方が、その時のご自身の体験を語られ、たよりへの発信も了承してくださいました。

 

<参加者の感想をまとめたもの>(「」はフォーカサ―の言葉、<>はリスナーの言葉)

「身体の不調に気づくワークで、小さい頃からお腹が弱いので、ずっと気になっていることを見つめた。何回か呼吸を繰り返していると、お腹のあたりに黒いもの が見えて きた。どうやら液体のようだ。波がたゆたっている。しばらく手を当てて待っていると、だんだん変化してきて、色に変化が現れた。黒色が紫色になり、白っぽいものに変化してきた。」

その後フォーカシングで、さらにそのイメージを見つめるセッションを行う。

「フォーカシングで、さらにそのお腹の変化を見つめてみたい。はじめの黒いものは、不安を表していたような気がする?  」

<どんな不安なのでしょう?>

「私は昔からお腹が弱くて苦労してきた。それで失敗をしたことはそれほどないんだけれども、

皆で行動してるとお腹の具合いがわるくなって、迷惑かけてしまったら申し訳ないなあという思いがずっとある。それからもちろん、恥ずかしい気持ちもある。」

「黒いものが紫色になって、白い波みたいに、たゆたっている。最初の毒々しさがなくなっているように感じる。」

<それは何か伝えようとしてくれているのでしょうか?>

「何を教えてくれているのか、聞きたい。」

<そのイメージに問いかけてみましょうか?>

「白いものは何かな? 一瞬、畑の風景が見えた。綺麗に畝が作られたところに、緑色の芽が出ている。あ、また白い波のうねりに 変わった。もしかしたら、白いものは、豆乳かな?」

「お腹のことがずっと心配だったので、マイナスな意味にばかりとらえていたけど、これは不安だけじゃないな、畑やそこで作れる大豆、豆乳のように、健康とかプラスの面もある。」

<大豆や豆乳のようにプラスの面もある!>

「小学校の国語の教材に、『姿を変える大豆』というのがあって、大豆が発酵食品やら豆腐や豆乳などのように、たくさんの食品に姿を変えているというのをやったことがある。そこからの類推なのかもしれないけど、白い波は豆乳だと考えると、なんか納得がいく」

<言葉に表してみて、いかがでしょう? どんな感じがありますか?>

「なめらかなパワー、柔軟性に満ちたパワー。」

<それでいいかどう か、白いものに確かめてみますか?>

「ええ。」「…そうだ と言っている。」

<今の生活と何か関連がありそうでしょうか?>

「人生の転機。パワフルに行けそうな気がする。小学校からお腹の不安があって、就職しても通勤とか大丈夫かなとか不安があった。特に午前中が苦手で。午後は少しましになるんだけど。だからずっと、お腹の弱さはネガティブにとらえていた。朝からバリバリ働くような仕事は無理じゃないかなとか、仕事の選択肢も狭められてきたように思っていた。でも今ふり返ってみれば、実際はわるくない方向へ行けている。今の仕事には満足しているし、お腹が弱いということも、悪い意味合いばかりじゃなかったかも。」

<なるほど、ネガティブばかりではなかった。なめらかなパワー、柔軟性に満ちたパワーがある。すごい 気づきですね。大事な言葉がいろいろ出てきましたが、姿を変える大豆、白い波は豆乳、人生の転機、柔軟性に満ちたパワーなど。ピッ タリ言葉は、どれがいいでしょう? 何回か語られた

「柔軟性に満ちたパワー」?〉

「そうですね。そう思います。その言葉で。」

<わかりました。ピッタリ度は何%くらいでしょうか?>

「85%くらいです。」

<パワーに満ちた言葉ですね。すべてご自身で気づかれたのがすごいと思います。>

「自分でも不思議です。黒いものが白い豆乳に変わって。とても有意義な時間を過ごすことができました。」

<ありがとうございます。有意義な時間を過ごすことができたとお聞きして、よかったです。>

「やっぱり自分自身についてゆっくりふり返ってみるということについて、有意義だったのではないかと思います。なかなか遠い過去までふり返ってそのように考える機会はありませんし、それがどういう意味があったのかを、あとから納得するということもないように思います。物事はいつも一方方向からだけでは見えないもので、こうやって、マイナスだけではなくて、プラスの意味合いもあったのだと、自分自身で納得できることは、とても大きな意味があるということだと思います。」

 

 

今後の活動予定

例会日時 5月26日(土)13:00-17:00

     6月 9日(土)13:00-17:00

例会場所 京都文教大学サテライトキャンパス伏見教室

 京阪伏見桃山駅より西へ徒歩5分、大手筋商店街西北側さらしなそば店2階

例会参加費 500円(資料代、飲み物付)

参加連絡先 フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

      ☏090-3659-5299

 

フォーカシング・サンガの予定 

講師:土江正司先生(心身教育研究所所長、臨床心理士、フォーカシングコーディネーター)
日時:2018年 8月 5日(日) 10:00~17:00

会場京都市伏見いきいき活動センター(伏見駅より徒歩10分) 

参加費:一般4500円、協会会員4000円

申込み先:フォーカシング・マイトリー担当宮本(focusing.sanga@gmail.com

  メールにてお名前、ご住所、連絡先、所属、会員はNOを明記の上、お申込みください。